べレン到着、思っていたよりかなり大都会

火曜日・7日目
べレン到着

船から見るべレンは・・思っていたよりもかなり大都会。ビルがたくさん立っていて驚く。昨日までアマゾンの電気すら通ってない家々を見ていたので、その違いになんともいえない奇妙さも感じる。












宿に着き、町を散歩していると公園を見つける。家族や友達、恋人同士で
公園で時間を過ごしている。公園内には屋台や簡易食堂、市場などがでていた。リラックスして時間を過ごしているのを見ると、こちらも自然とリラックスする。

狭くなってくる川幅、旅の終わりを感じる。

月曜日・6日目
一昨日ぐらいから、だんたんと川幅が狭くなってきている。



すれ違う船との距離がかなり近い。今朝、今日はべレンに到着する日だと思っていて、隣りのハンモックに小さい女の子と座っていたおばちゃんに何時ごろ着くか訊いたら、明日の昼ぐらいと言われる。1日得した様な気分。朝食後、ハンモックに寝そべりながらポルトガル語のテキストを読む(見る?)レッスン1からレッスン15まであったけど、もうすぐ読み終える。日頃はこんなに集中して読めないので、時間を有効に使えて充実感がある。(理解しているかどうかは別にして)















デッキ後方から中を見る。今日は、朝から快晴。デッキの上をはだしで歩くと火傷しそうに熱い。服やタオルもすぐ乾く。ハンモックを張る時、たまたま中央が1人分空いていたので、 すぐに自分のハンモックを張った。デッキ後方部に近い場所は日中、陽がさしてとても寝るどころではない。












シャワーもデッキ後方についていて、日中熱い時は川を眺めながら水浴びをする。

















アマゾン川の夕日。デッキからぼんやりと外を眺めているとポチャン、
ポチャンと音がするので音がした方を見ていると魚が跳ねていた。

船の食事




昼食、夕食はビッフェ形式で各自、好きなだけ食べられる。
常にあるのは、ご飯・フェイジョン(豆の煮込み)、サラダ。

味付けは基本的に塩。卓上に塩とタバスコみたいなものがある。
ブラジル料理は味付けは大体塩のみで、にんにく、トマトをよく使っている
印象を受けた。

フェイジョンはどこの家庭でもほぼ毎日のように食べられていて、
食堂のセットメニューには必ずある。

船上で見かけた人々

金曜日・3日目
ぶらぶらと船の中を散歩する。この船は観光船ではなく、バスや電車と同じく現地の人の移動手段。
デッキ前方で、仲良くおばちゃん2人が談笑している。













途中、立ち寄った港で。

























子供2人も、なにやら話してる。























港意外では、携帯が通じないのか話をしている人が多い。


























港に繋いである船と真横に連結して乗客や荷物を移動させる。みんな暇なのか、
デッキに集まる。

真夏の夜の夢

日曜日
昨夜は、冷房が効いていて、快適に眠れた。持ってきた寝袋もあったし、かけ布団もあったので気持ち良く眠る事ができた。相部屋だから、遠慮して早く眠ったというのもあるけど・・。
前の宿では扇風機はあったけど、部屋の上の方に通気窓みたいなのがあり、(もちろん網戸なんてない)そこから何匹か、蚊が入ってきていて、耳元で不快な羽音をたてられ、なかなか眠れない事もあった。
それに個人的には、少し寒いぐらいの冷房で布団にくるまって寝るのが好きだ。


以前、その当時付き合っていた彼女とタイのバンコクへ行ったとき、その女性は扇風機さえも、喉を痛めるという理由で嫌がり
結局、汗をかきながら、蒸し暑い夜を過ごした事を思い出した。朝、起きると、もちろん汗をびっしりかいていたけど、
以外とぐっすりと寝ることができた。(・・と思う。確かそうだった。最近はその彼女の寝顔さえ
思い出すことができないけど・・。)
それぞれの家庭の味、というものがあるように、それぞれの家庭の冷房の使い方、というのもいろいろあるものだなぁとその時は
妙に納得したものだった。

今日は日曜なので、市場はガラガラしている。他の場所へ行ってみる。

セントロから15分ほど歩くと、観光名所のアマゾネス劇場へ着く。英語の劇場内ツアーに参加して、アメリカから
来ている学生の団体と一緒に劇場内を観る。ステージ上で、なにか演奏の練習をしている。訊けば今夜、ここの劇場でジャズコンサートをやるらしい。帰り際に今晩のコンサートのチケットを買う。



コンサートを観終わって外の広場でビールを飲む。辺りはすっかり暗くなっている。
周りの店もほとんど閉まっている。
劇場内は冷房が効いていたので、外にでると汗ばんでくる。
800円ほどで約3時間、アマゾネス劇場で演奏を楽しんだ。(3階の真正面のボックス席で舞台全体が見えた)
ブラジルのマナウスに来て5泊もしているけど、何か不思議な感じだ。
写真や動画などを後で見れば、また思い出す事もあるだろうけど、匂いだとか、市場で食べた魚の味なんかは忘れるのだろう。
暗い夜道を歩いて帰る。

マンゴーやパパイヤが好きなだけ食べられる宿へ移動する

土曜日
今日の朝食はコーヒーとパンだけにし、昼食は市場で、魚料理を食べる事にする。しばらく魚を食べていなかったのでマナウスで食べれるだけ食べたい。といっても安い、現地の人たちの食堂では、焼くか揚げるかスープにするしか料理法はないけど。それでも魚が食べれる事が嬉しい。

町を散歩して、また市場の方へ足を向ける。

今日は野菜・果物市場に行ってみる。バナナが枝ごと売られていた。

ふと、もしも、ここで生まれてここでバナナを売っていたら・・こちらの人は結婚するのが早いから今頃、子供の2,3人いて・・いや、それとも、やはり・・
焦燥感に駆られて、お金を稼いでは、少ないお金をやりくりして、あちこち当てもなく旅をしているのだろうか・・





魚のスープを食べた。一口で何か浅い感じの味付け。なにかが足りない様な。初日に食べた店の方が合う。まぁ、これはこれで、魚だし。
やはり、香草が決め手か。向こうはコリアンダー(パクチ−)が入ってて
、魚の出しも良く出ていた様な気がする。





宿に帰ってマナウスの事を調べていると、ここの宿の
近くにもう少し安い宿がある事が分かり、そこへ移動する。中庭にマンゴーやスターフルーツの木が植えてあり、実が熟れて来るとボトン、ボトン落ちてくる。
落ちてきた実は好きなだけ食べていいらしい。早速マンゴーを食べる。
ここの宿はとにかく風通しがいい。この宿では個室ではないけど、クーラー付き。今日は蚊に悩まされることなく熟睡できそう。